令和4年度の第二種電気工事士の試験日程と制度の解説

第二種電気工事士試験情報

国家試験のほとんどは年1回の実施ですよね。

難易度が高いほど、早く受かりたいから次年度が待ち遠しいなんてことも。 しかし喜んで下さい! 電工2種(第二種電気工事士)は毎年、上期、下期というように2回実施されます。しかも、ただ年2回なわけではなく、例えば上期に筆記に受かって、運悪く技能に落ちたとします。そんなときでも下期にまた技能を受けることも可能です。 これは良い制度と思いませんか?

 

この記事では以下のことについて説明します。

 

  • 令和4年度受験申込み期間と試験日
  • 試験申込みから免状交付までの流れ

 

では説明を見てみましょう!

令和4年度の申込み期間と試験日程

以前は年1回だった試験。 試験当日に具合が悪かったり、朝起きることができず不幸?にも受験できなかったり。 年1回の試験だとその失態が致命的になりますが、年2回制なら大丈夫!       1回は寝過ごしても、もう安心です!

 

冗談はさておき、電工2種の各日程は下図のとおりです。

例年通り、筆記試験は上期5月末、下期10月末です。

技能も上期は7月末の土日いずれか 下期は12月末の土日いずれかにあてがわれます。

申込み期間についてですが、あまり長い期間ではないので申し込み忘れがないよう気を付けて下さい。

 

試験申込みから免状交付までの流れ

では、受験申込みから免状交付までの流れについて触れてみましょう。

下図を参考にして下さい。

冒頭でも触れましたが、万が一、電工2種の筆記試験に合格したにも関わらず技能試験に不合格となった場合、どうなるのでしょうか?

 

次回、技能試験から受験することが可能になります。

ですが制約があります。

 

その制約についてお話します。

 

試験制度の変更

平成30年度より試験制度の変更がありました。

いわゆる第二種電気工事士試験の受験機会の拡大により上期試験、下期試験の両方の受験が可能となりました。

これまで、第二種電気工事士試験は、当該年度の上期試験か下期試験のいずれかしか受験できませんでした。

 

しかし平成30年度から上期試験、下期試験、両方の受験が可能となりました。

 

筆記試験免除の取り扱い

筆記試験に合格した場合、筆記試験免除の権利は次回の試験に有効とされています。

 

しかし平成30年度から実施された試験制度変更により上期試験、下期試験の両方の受験が可能となったため筆記試験免除は次のように改定されています。

  • 上期筆記試験に合格した場合

その年度の下期試験だけ筆記免除権利がある。

例:令和3年度上期に筆記試験合格した場合

 

令和3年度上期に技能試験を受験し不合格となった場合、令和3年度下期は筆記試験は免除で技能試験から受験できます。

 

  • 下期筆記試験に合格した場合

次年度の上期試験だけ筆記免除権利がある。

例:令和3年度下期に筆記試験合格した場合

 

令和3年度下期に技能試験を受験し不合格となった場合、令和4年度上期は筆記試験は免除で技能試験から受験できます。

 

記事のまとめ

筆記試験は上期5月末、下期10月末です。

技能も上期は7月末の土日いずれか。下期は12月末の土日。両方とも申込み期間は短く、上期は3月末から4月初旬。下期は8月末から9月初旬でインターネットでも郵送でもOKです。

 

不幸にも技能試験で不合格になった場合でも筆記試験の免除規定があります。

 

上期試験の筆記試験に合格した場合には、下期の試験は技能試験から受験することができます。

 

下期試験の筆記試験に合格した場合には、次年度の技能試験から受験でき、筆記試験は免除となります。

 

こんなことは考えず、一発合格を目指していきましょう!

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