「転職したいけど資格も学歴もないからなぁ」そう思った人が、まず受験すべき資格といっても過言ではない(笑)
それが第二種電気工事士! 通称電工2種です。
そんな電工2種の概要と合格率の推移について見ていきましょう!
電気工事士とは
電気工事士法では『電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定め、もって電気工事の災害の発生の防止に寄与することを目的とする。』と記されています。
電気工事は不良施工などによって、感電や火災などの災害につながることがあります。
よって、電気工事に従事するには、一定の知識を有した者である必要があるわけです。
その関門が電工2種なのです。
電気工事士の試験に合格し、申請することで電気工事士として名乗ることができます。
電気工事士の種類
電気工事士には、第一種電気工事士と第二種電気工事士の2種類があります。
第二種電気工事士—–商店や一般家屋など小規模な一般用電気工作物の電気工事ができます。
第一種電気工事士は—-工場、大規模ビルなどの自家用電気工作物(一般用電気工作物を含む)の電気工事ができます。
第二種電気工事士試験概要(電工2種)
試験は学科試験と技能試験の2種類からなります。
学科試験概要
●試験時間 2時間
●問題数 50問(四肢択一、マークシート方式)
●内容 一般問題30問 (鑑別問題4問を含む)
配線図問題20問(20問中10問は写真の材料・工具から選択)
●60パーセント以上(50問中30問以上)正解で合格
●出題内容
(1)電気に関する基礎理論
(2)配電理論及び配線設計
(3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
(4)電気工事の施工方法
(5)一般用電気工作物の検査方法
(6)配線図
(7)一般用電気工作物の保安に関する法令
電工2種筆記試験合格率の推移
電工2種の合格率は全体として下図の通りです。
筆記試験の合格率は毎回、概ね60%前後。
技能試験については別記事で触れますが、概ね70%です。
この記事のまとめ
電工2種の免状を得るには、まず第一関門である筆記試験に合格する必要があります。
合格率は60%ですが電気回路の計算などがあったり、専門用語が多く出題される試験であり油断はできません。
しかし既往問題が攻略のキモです。
傾向を掴み、対策することで充分攻略できる試験です。
まずは筆記試験を突破し技能試験に進みましょう。