第二種電気工事士学科対策!地中埋設配線の埋設深さと使用できるケーブル

第二種電気工事士(筆記勉強)

本項では、地中にケーブルを埋設する地中埋設配線について勉強していきます。

第二種電気工事士学科対策:地中埋設配線工事

地中埋設工事とは、その名の通り、地中にケーブル配線する工事のことです。その地中埋設工事には「直接埋設式」「管路式」「暗きょ式」などの方法があります。ここでは試験によく出題される「直接埋設式」について勉強しましょう。

ケーブルの地中埋設(直接埋設式)

試験によく出題される事項についてまとめています。必ず覚えるようにしましょう。

地中埋設深さとケーブルの防護

地中電線路を直接埋設式で施設する場合、トラフという防護物にケーブルを収めますが、車が上を通るような重量物の圧力を受ける場所と、そうでない場所とでは埋設する深さが異なります。

①車両その他、重量物の圧力を受ける恐れがある場所では1.2m以上とします。また、ケーブルを堅牢なトラフその他、防護物に収めます。

②その他の場所では、0.6m以上の深さに埋設します。また、ケーブルを堅牢なトラフその他の防護物に収めます。

はい、これ大事!

直接埋設式で施設する場合の埋設深さは
①重量物の圧力を受ける場所は1.2m以上、且つ、ケーブルをトラフなどの防護物に収める
②その他の場所は0.6m以上、且つ、ケーブルをトラフなどの防護物に収める

地中埋設工事で使えるケーブルの種類

地中埋設工事で使える電線は、VVFケーブル(平形)、VVRケーブル(丸形)、EM-EEFケーブルCVケーブルなどのケーブルになります。

ビニル絶縁電線(IV)、屋外用ビニル絶縁電線(OW)、引込用ビニル絶縁電線(DV)などの絶縁電線は使用できません。

はい、これ大事!

地中埋設工事に使用できるのはケーブルのみ

埋設表示

地中埋設配線をした際には、地下埋設管などの上方、30から60cmに「この下にケーブルが埋設されていますよ!」と知らせるための地下埋設物標示シートを埋めておきます。 他の工事により重機で掘削しても配管に到達する前にこの地下埋設物標示シートが先に発見されバックホウなどで引っ掛けられる事故を未然に防ぐことができるようになります。

第二種電気工事士学科試験の過去問:地中埋設配線工事編

出題の傾向は同じです。 実際に出題された設問を2つ解いてみましょう。

設問1:直接埋設式で施設できるケーブル種

必ず覚えておきましょう!

直接埋設式で施設できるのはケーブルのみ! つまり答えはロのCVケーブルになります。

設問2:直接埋設式で施設できるケーブル種

必ず覚えておきましょう!

直接埋設式で施設できるのはケーブルのみ! つまり答えはイのCVケーブルになります。

今回は以上です!

 

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