第二種電気工事士学科対策!電気工事士法は義務と違反で攻略

第二種電気工事士(筆記勉強)

電気工事士法は、これから電気工事士を受験・合格を目指す、あなたとは今後、切っても切れない法律になります。

また、当然、電気工事士として知っておくべき内容ですので、試験にも出題されます。

本項では、その電気工事士法について勉強していきます。

第二種電気工事士試験:電気工事士法(電気工事士の義務・目的)

電気工事士法の出題傾向ですが①法の目的、②電気工事士の義務・制限 、③免状に関する手続き
返納命令」及び「電気工事士でなければできない作業・工事士でなくてもできる作業の種類」について出題されます。

電気工事士の義務

義務は、よく出題されるので、覚えましょう!

  1. 電気工事作業時は電気工事士の免状を携帯すること。
  2. 電気工事の作業は、電気設備に関する技術基準を定める省令に適合するように行うこと。
  3. 電気工事には、電気用品安全法に適合した電気用品を使用する。

電気工事士法の目的

電気工事士法の目的は、「電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、もって電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与すること」です。

つまり、電気工事士法は、電気工事をする者の資格(電気工事士)や義務(技術基準や電気用品安全法など)を守ることで、電気工事の欠陥による災害発生を防止することが目的ということです。

法律用語は難しくてかないませんね、、

第二種電気工事士試験:電気工事士法(義務と制限)

免状に関する手続き等

電気工事士の免状

  1. 免状は、都道府県知事に免状を申請します。書換えや再交付についても、交付された都道府県知事に申請します。
  2. 免状の住所変更は、自分で訂正できます。但し、氏名変更は、都道府県知事に書換えを申請します。
  3. 免状を汚損(汚したり)、破損(破ったり)、紛失などしたときは、免状を交付した都道府県知事に再交付を申請する。

はい、これ大事!

 

住所変更、つまり、引っ越しは、よくあることです。

都度、住所変更すれば、何回も変更の可能性があります。

いちいち都道府県知事に申請するのは大変ですよね。

名前変更など、ほぼなし!養子に入るか結婚のみ。

つまり、一生、書換えのない人がほとんど。

名前変更は(めったにないから)申請してよ!

住所変更は(よくあることだから)自分で変更でもいいよ! と覚えましょう。

 

下の免状を確認すると、表面には個人情報は「名前」「生年月日」のみ。

裏面を確認すると「住所」があります。

5.住所を変更した場合は、訂正しておくこと、とあります。

表面に記載のある事項は、最も大切なものが記載されています。もちろん、名前も表面にあります。

裏面に住所の記載があります。名前と住所、どちらが重要でしょう

はい、あなたの免状を見せてください。

はい、どうぞ。

ああ、住所OKです。

ではないですね。すぐわかりますよね!

報告・免状の返納命令等

  1. 都道府県知事は、電気工事の施工に関して報告を求めることができます。また、報告を求められた工事士は、報告を行わなくてはならない
  2. 都道府県知事は、免状の返納を命ずることができます。また、返納を命じられた者は、返納しなければならない

いずれも免状の発行した都道府県知事だからこそ、「報告」や「返納」も求められるのです。

第二種電気工事士学科試験の過去問:電気工事士法

では、アウトプットとして過去問を解いてみましょう。

設問1 電気工事士法の目的

電気工事士法の目的を思い出しましょう。

 

 

電気工事士法の目的は

①電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定める。

電気工事をする者の資格(電気工事士)や義務(技術基準や電気用品安全法など)を守らせること!それらを守ることによって

電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与するというのが電気工事士法の目的です。

よって正解はニになります。

設問2 電気工事士の義務と制限

「電気工事士の義務又は制限」に関する問題の出題頻度は高めです。選択肢のほとんど毎回、共通しています。 しっかり覚えましょう。

イ:そのとおりです。正しい記述です。

ロ:電気工事士免状を事務所に保管するとは違和感がありますよね。家じゃダメなんですか?なぜ事務所? 免状はどこかに置いておいても役に立ちません。

常に電気工事に従事するときは携帯しておき、指示があったら免状を提示しなくてはなりません。誤った記述です。

ハ:電気工事の技術的な決め事は「技術基準とその解釈」に準じて行う必要があります。 正しい記述です。

ニ:氏名は免状の表面です。変更の場合には免状を交付した都道府県知事に申請し、免状の書き換えをしてもらいます。正しい記述です。

正解はロになります。

設問3 電気工事士の義務と制限

では、「電気工事士の義務又は制限」に関する問題の次の問を解いてみましょう。正しい理解ができていれば、とても簡単です。

イ:そのとおりです。正しい記述です。

ロ:電気工事士免状は電気工事に従事するときは携帯しておき、指示があったら免状を提示しなくてはなりません。正しい記述です。

ハ:電気工事の技術的な決め事は「技術基準とその解釈」に準じて行う必要があります。 正しい記述です。

ニ:氏名は免状の裏面です。私の免状など、その住所さえ記載されていません(笑) その程度のものです、住所など。変更の場合には、自分でなおせばOKです! 誤った記述です。

正解はニになります。

設問4 電気の保安に関する法令

イ:そのとおりです。正しい記述です。電気工事士の目的の一部です。

ロ:一般用電気工作物の定義は「電気事業法」で定義されています。誤った記述です。

ハ:「電気用品安全法」に関する記述は正しい記述です。

ニ:この「電気用品安全法」に関する記述も正しい記述です。

正解はロになります。

設問5 電気工事士法違反

たまに、電気工医師法違反の問題が出題されます。これも少し覚えておきましょう。

イ:電気工事士の試験に合格したとしても、免状の交付申請をすることは義務ではありません。必ず免状を交付しなくても電気工事士法違反ではありません

ロ:免状は、電気工事に従事する際には、必ず携帯し、要請により提示することが必要ですので、これは違反になります。

ハ:「住所の変更」は、免状の記載事項の変更にならないため、届出は不要であり、自分で書き直せばOKです。電気工事士法違反ではありません

二:電気工事の作業に従事するだけであれば、届出は必要ありません。電気工事士法違反ではありません

正解はロになります。

 

本項は以上です!

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