配線設計 配線用遮断器・配線太さとコンセントの組合せ

第二種電気工事士(筆記勉強)

  配線用遮断器・配線太さとコンセントの組合せ

今回の単元は配線設計のなかでも最もパターン化されたものになります。 この記事を理解すれば最も楽に得点源とすることができます。 2つの決りごとだけ覚えてふるいにかけて残ったものが答えというようなステップで解答を得ることができます。 是非、この記事を何度も読み返し理解してください。

コンセントの決まりごと

まずは、コンセントの図記号を見てみましょう。 下のようにコンセントの図記号の右側に傍記がない場合は定格電流15Aということを覚えておきましょう。

はい、コレ大事!

傍記なしは定格電流15A。

絶対に覚えること!!

 

3口コンセント

3口コンセントの傍記は「3」 図記号は以下の図となります。

 

2口コンセント

実際の2口コンセントは以下のようなものです。

2口コンセントの傍記は「2」です。 また、図記号は以下の図となります。

ここで重要なのはコンセントの口数は問題には全く関係しないことを覚えておいてください。

はい、コレ大事!

コンセント個数と口数は

全く考えなくてヨシ。

ここは以上です!

 

定格電流の異なるコンセント例

傍記なしのコンセントは定格電流15Aということは前項で勉強しました。

今度は傍記で定格電流を指定してある場合を確認します。

下の図記号を確認しましょう。 傍記は上に「20A」下に「2」とあります。 ですので下の図は定格電流20A2口コンセントということになります。

では今度はどうでしょう。 下の図は定格電流30A1口コンセントということになります。

もうわかりましたね。 定格電流30A2口コンセントなら以下のようになります。

ここは以上です!

配線用遮断器に接続することができるコンセント容量

次に配線用遮断器容量に対して使用できるコンセント容量を覚えます。

これも機械的に覚えてしまいましょう。

この表の見方ですが、例えば縦軸は「15Aの配線用遮断器」を使用するときは「15Aのコンセントのみをつなぐことができます。

次に「20Aの配線用遮断器」を使用する回路では配線用遮断器と同じ容量の「20Aのコンセント」と

表で1つ下の容量である「15Aのコンセント」をつなぐことができます。

実際、ほとんどの年は30Aくらいまで覚えておけば解答できるので、ここまでは覚えましょう!

30Aの配線用遮断器」を使用する回路では配線用遮断器と同じ容量の「30Aのコンセント」と

表で1つ下の容量である「20Aのコンセント」をつなぐことができます。

 

これらを図にすると、こんな感じです。

オマケで40Aを入れてみましたが、考え方が同じであることがわかると思います。

同じ容量の「40Aのコンセント」と表で1つ下の容量である「30Aのコンセント」をつなぐことができます。

もう大丈夫ですね!

 

次は配線用遮断器の容量に対する適正な配線の太さについてみていきます。

先ほどの表ですが接続可能なコンセント容量の下に配線の太さを記入してあります。

絶対に覚えなければいけないものがあります。 それは30Aには単線とより線両方の太さが明記してあります。 これは両方覚えておいてください。

以前勉強した下の表を覚えていますか? 単線の1.6mmとより線の断面積2.0mm2が同列に並んでいます。 また単線の2.6mmとより線の5.5mm2が同列に並んでいます。 これはほぼ同じ太さということを表していますので、ここでまた下表を理解しておきましょう。

この表と先ほどの表を図にしたものが下の図になります。

15Aの配線用遮断器に接続する配線は「1.6mm」以上の太さの配線が必要です。

20Aの配線用遮断器に接続する配線も「1.6mm」以上の太さの配線が必要です。

30Aの配線用遮断器に接続する配線は「2.6mm若しくは5.5mm2」以上の太さの配線が必要です。

まずはこれを全部覚えましょう。

配線用遮断器・配線太さとコンセントの組合せ 攻略法

では練習問題をやってみます。

練習問題 低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線太さ及びコンセントの組合せとして、誤っているものは。

 

ステップ1は配線用遮断器と

コンセントの比較だよ。

イ:20Aの配線用遮断器と15Aのコンセント。表を思い出すと同じ容量と1個下の容量はOKでしたね。 この時、コンセントの個数は無視してくださいね。

ロ:30Aの配線用遮断器と30Aのコンセントなので同じ容量なのでOK。

ハ:20Aの配線用遮断器と20Aのコンセント。 同容量なのでOK。

ニ:30Aの配線用遮断器と20Aのコンセントなので1個下の容量ということでOK。

ステップ2は配線用遮断器容量と

配線の太さを確認するよ。

イ:20Aの配線用遮断器は1.6mm以上の配線の太さが必要です。 なのでOKです。

ロ:30Aの配線用遮断器は2.6mm以上か5.5mm2以上の配線の太さが必要です。 なのでOKです。

ハ:20Aの配線用遮断器は1.6mm以上の配線の太さが必要です。 2.0mmは1.6mm以上なのでOKです。 1.6mmじゃないからといって×にしないように気を付けてくださいね。

ニ:30Aの配線用遮断器は2.6mm以上か5.5mm2以上の配線の太さが必要です。 なのでこれが誤りとなります。

第二種電気工事士学科試験の過去問:配線太さとコンセントの組合せ

設問1

ステップ1 まずはコンセントでふるい落とします。

イ:20Aの配線遮断器と15Aのコンセント → OK

ロ:30Aの配線遮断器と30Aのコンセント → OK

ハ:20Aの配線遮断器と20Aのコンセント → OK

二:30Aの配線遮断器と20Aのコンセント → OK

ステップ2 次に配線太さでふるい落とします。

イ:20Aの配線遮断器に1.6mmの配線 → 1.6mm以上なのでOK

ロ:30Aの配線遮断器に2.0mmの配線 → 2.6mm以下なのでNG

ハ:20Aの配線遮断器に2.0mmの配線 → 1.6mm以上なのでOK

二:30Aの配線遮断器に2.6mmの配線 → 2.6mm以上なのでOK

誤った解答は「ハ」になります。

設問2

ステップ1 まずはコンセントでふるい落とします。

イ:30Aの配線遮断器と15Aのコンセント → NG

配線用遮断器と同じ容量か1つ下、つまり20AであればOK

ロ:20Aの配線遮断器と20Aのコンセント → OK

ハ:30Aの配線遮断器と20Aのコンセント → OK

二:20Aの配線遮断器と30Aのコンセント → NG

負荷の大きさが配線用遮断器を上回ってるためNG

ステップ2 次に配線太さでふるい落とします。

ロ:20Aの配線遮断器に2.0mmの配線 → 1.6mm以上なのでOK

ハ:30Aの配線遮断器に2.0mmの配線 → 2.6mm以下なのでNG

 

イとニはすでにコンセントでふるい落とされていますが練習なので配線太さも確認してみます。

イ:30Aの配線遮断器に5.5mm2の配線 → コンセントはNGでしたが配線太さはOK

二:20Aの配線遮断器に1.6mmの配線 → コンセントはNGでしたが配線太さはOK

適切な解答は「ロ」になります。

設問3

この設問はコンセントと配線用遮断器のみの対応で解答を得ることができます。

イ:30Aの配線遮断器と15Aのコンセント → NG

配線用遮断器と同じ容量か1つ下、つまり20AであればOK

ロ:20Aの配線遮断器と15Aのコンセント → OK

ハ:20Aの配線遮断器と20Aのコンセント → OK

二:30Aの配線遮断器と30Aのコンセント → OK

組み合わせが不適当な解答は「イ」になります。

 

どうでしたでしょうか? パターンは決まっているのでステップ2つを覚えれば簡単に解くことができます。

電工2種はとにかく同じ系統の問題を繰り返し解くことが合格への近道です!

わたしは参考書を何冊も買うのでなく、この本1冊を2周、3周するほうが効果的だと思います!

↓ わたしの生徒にはこれをやってもらっています。

今回はここまでです!

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